作品概要
『ドラえもん のび太の日本誕生』(ドラえもん のびたのにっぽんたんじょう)は、藤子不二雄Ⓕ(藤本弘)が1988年に執筆した大長編ドラえもんシリーズの雑誌連載漫画作品。および、この連載漫画を元に作られ、1989年3月11日。に公開された映画作品(映画公開時の脚本等の名義は藤子・F・不二雄)。大長編シリーズ第9作、映画シリーズ第10作。映画ドラえもん10周年記念作品。 キャッチコピーは「7万年前の日本で、壮大な冒険が始まる!」。 同時上映は『ドラミちゃん ミニドラSOS!!!』。 2016年に本作のリメイク版である『ドラえもん 新・のび太の日本誕生』が公開された。
あらすじ
遥か昔。原始人の少年が魚取りから帰ると村は壊滅しており、住民は姿を消していた。そして泣き叫ぶ少年は、そのまま空に開いた大穴に吸い込まれてしまった。 現代。学校でも家でも叱られてばかりののび太は家出を思い立つ。「どうせいつものようにすぐかえってくるんだろ」とドラえもんに言われつつも、「キャンピングカプセル」等の道具を使って生活を始めるが、どこも誰かの土地で自由に住める場所がない。その一方で、当初はのび太の家出を止めていたしずか、からかっていたジャイアンとスネ夫も、親からの期待や押し付けに嫌気が差しては相次いで家出し、のび太と合流する。さらにドラえもんもパパが部長から預かったハムスターが天敵のネズミのなかまであることが耐えきれず家出をする。しかし行き先など無く途方に暮れる5人は、のび太の提案でまだ誰もいない時代の日本へ行こうと考え、「史上最大の家出」と称してはタイムマシンに乗って出発する。 7万年も遡れば日本に人間はいないであろうと踏んだ5人は、タイムマシンで時空を超える途中で「時空乱流」に巻き込まれそうになるものの、何とか無事に7万年前の日本へ到着。住居を作り、食物や植物を育てるなどそれぞれ役割を分担するが、適役が無いからとペット係を任されたのび太は動物の遺伝子アンプルとクローニングエッグでペットを作ることになる。皆を驚かせようと考えたのび太は別々の動物をかけ合わせ、ペガサスのペガ、グリフィンのグリ、ドラゴンのドラコという3匹の架空生物ペットを誕生させる。 誰からも邪魔されない生活を思う存分満喫する一同だったが、それで満足して「またいつでもこられるんだから」と現代に帰宅する。だが翌日、また7万年前に行こうとするのび太たちの前に、現代にいるはずのない本物の原始人の少年が現れる。気絶した少年を連れて7万年前に行った一行に対し、ドラえもんは少年が時空乱流に巻き込まれて現代に飛ばされたという推測を話し、彼の身元を調べることにする。一方、ペガ、グリ、ドラコは立派に育っており、ワニに襲われていたジャイアンとスネ夫を助ける。 調査の結果、少年はこの時代の中国大陸の住人であることが判明。ほんやくコンニャクお味噌味で意思疎通が可能になった少年は自身をヒカリ族タジカラの息子・ククルと名乗り、空の穴(時空乱流)に吸い込まれたと語る。しかし他のヒカリ族はクラヤミ族と名乗る大柄で乱暴な一族の襲撃を受け、北に連れて行かれたという。そしてクラヤミ族の背後には「不死身の精霊王」を名乗るギガゾンビがついており、その魔力に敵う人間はいないとククルは語る。それを聞いた5人は悪質な呪い師の仕業だと考え、ヒカリ族救出に乗り出す。ククルは無関係の彼らを巻き込むまいと一人出発しようとするも、原始人から見れば魔力も同然である未来の科学力を持つドラえもんが「精霊大王ドラゾンビ」を名乗ったことで、素直に協力を受ける。 一行はペガ、グリ、ドラコを駆り、ヒカリ族が住んでいた場所(現代で言う和県)へ向けて出発する。村の跡に到達した一行は3匹のペットを残し、たずね人ステッキでヒカリ族を追跡。一気に距離を詰め、やがてクラヤミ族と連行されるヒカリ族に追い付く。トラブルからククルの父・タジカラが殺されそうになった瞬間、ドラゾンビこと仮装したドラえもんが電撃でクラヤミ族を撃退する。しかし彼らを指揮していたのは人間ではなく土偶型の怪物・ツチダマであり、衝撃波で一行を苦しめたが、ドラえもんが衝撃波をヒラリマントではね返して粉砕する。ククルは無事に両親と再会を果たし、歓喜したヒカリ族はドラえもんを崇める。照れつつもドラえもんはヒカリ族を連れてどこでもドアでその場を後にしたが、誰もいなくなった後にツチダマは自己再生し、飛び去っていったのだった。 しずかの提案でヒカリ族を安全な日本に連れていくこととなり、皆はペガ、グリ、ドラコを迎えにひとまずヒカリ族の村へ移動。だが、そこにいるはずの3匹はいくら探しても見つからず、ヒカリ族の安全を優先して皆はどこでもドアで新天地・日本に移動する。ヒカリ族は新たな村を自らの手で作り上げていき、一行はその姿に感心する。気落ちしているのび太を、ククルは昔飼っていたオオカミの子が狩りの途中ではぐれるもまた戻って来た話をして励ます。やがて盛大な宴が始まり、新天地での新たな門出が祝われた。 一旦現代に戻る5人。だがドラえもんは持ち帰ったツチダマの破片が「形状記憶セラミック」で出来ている事を調べ、ギガゾンビがただの呪い師ではないと見抜く。ヒカリ族が心配になった5人は7万年前の日本へ急ぐと予感は的中し、ククルも含めたヒカリ族全員がまたもクラヤミ族に連れ去られていた。一行は再びヒカリ族を救出するべくギガゾンビの根城である「トコヤミの宮」を目指し、大陸の奥地を目指す。
スタッフ
声優
公式サイト・外部データベース: AniList · Wikipedia
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