作品概要
「On Your Mark」(オン・ユア・マーク)は、CHAGE&ASKA(現:CHAGE and ASKA)の楽曲。1994年8月3日に35枚目シングル『HEART/NATURAL/On Your Mark』の3曲目の楽曲として発売された。作詞・作曲は「飛鳥涼」の名義でASKA、編曲は澤近泰輔が担当している。 1995年7月15日には、楽曲をモチーフとしたスタジオジブリ制作によるプロモーション・フィルム用の短編アニメーション作品が公開された。原作・脚本・監督は宮崎駿。
あらすじ
下記「#解釈」にもあるように明確なストーリーや解説がされている作品ではないため、ここでは映像で描かれているものを順にそのまま記す。 オゾン層が破壊され危険な太陽光が降り注ぎ、原子力事故により地表が放射性物質で汚染され、人類が地下に住むようになった世紀末後の未来の都市が舞台。 【場面1】地下都市の外の世界が描かれる。奥には九龍城砦を彷彿とさせる巨大な建造物があり、その周辺に一般的な住宅が並んでいる。道路の標識には放射能標識が描かれている。その道路に標識と同じマークが描かれた黄色い巨大な車が現れる。 【場面2】地下都市の中に場面が移る。武装警官隊が怪しげな宗教団体の拠点に強襲をかけ、熾烈な銃撃戦の末に制圧する。 【場面3】壊滅に追いやった拠点の内部を捜索していた主人公の警官二人は一人の瀕死の少女を見つけるが、その少女には翼が生えていた(以降、便宜上ASKAに似た警官を「警官A」、CHAGEに似た警官を「警官B」と呼ぶ)。 【場面4】再び地下都市の外の世界が描かれる。警官二人と少女は黄色のオープンカーを走らせている。少女は翼を広げ、警官Bの手を取りながら軌道に乗っていく。警官Bがふっと手を離すとともに少女は飛び立った。 【場面5】再び場面3へ戻る。二人は急いで少女を抱えて外へ連れ出し、警官Aが水分補給を行う。意識があることに喜んだのもつかの間、少女は科学者チームによって強制的に研究サンプルとしてカプセルに収容、回収されてしまう。やむなくその場は引き下がった二人だったが、どうしても少女の事が忘れられず、奪還を試みる。警官Aはパソコンを、警官Bは電子工作を行い、各々研究所への奪還方法を模索し、警官Aがついにその道筋を立てることに成功する。 研究所へ侵入後、研究員の服装に変装した二人は研究員たちを何らかのガスで昏睡させる。その先にあったのは、厳重な装置に囚われていた少女だった。警官Bが作った装置によりそのシステムの解除に成功する。 【場面6】警報装置が鳴り響く中、少女を抱え研究所を抜け出し、研究員が使うと思しき黄色い巨大な車で脱出する。研究所を抜け出すとそこは一本道のいかにも脆い高架橋であった。そこに武装警官隊の飛行するパトカーが妨害を試みる。警官Aは必死にアクセルを踏むが、パトカーは橋に激突、道路は破壊されてしまう。車とともに落ちゆくなか、警官Bは少女に翼で飛ぶことを催促するが、警官Aの手から離れることができない。なす術もなく、三人は奈落へ落ちて行った。 【場面7】再び場面3と同じシーンが映される。 【場面8】突如翼を広げ、空高く飛んでいく少女が映される。 【場面9】再び場面6と同じ場面が描かれる。パトカーが橋を破壊するところまでは同じだが、落下していく車が突如光を放ち、その力で車は浮上する。地下都市の壁に激突した車を降りた三人は黄色いオープンカーに乗り、地下都市の外に脱出する。その道中の看板には「注意阳光!(陽射しに注意!)」「不保障生命!(命の保障なし!)」と書かれている。 【場面10】ついに地下都市を脱出した三人。外には場面1で描かれた風景が広がっている。少女は自ら翼を広げ飛び立とうとする。初めは危なげな表情を見せていた少女だが、ふと優しげな微笑みを二人に向ける。警官Aがウインクでそれに答え、警官Bが少女の手のひらにキスをすると、少女は飛び立っていった。少女の姿が見えなくなるまで見送り、画面がズームアウトする中、オープンカーが路肩に止まったところで映像は終了する。
スタッフ
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