作品概要
『魔界都市〈新宿〉』(まかいとし しんじゅく)は、菊地秀行のデビュー作となった小説、またその後の菊地の作品群に登場する架空都市のこと。実在の新宿と区別するために「〈 〉(カッコ)付きの“新宿”」と呼称される。 本項では、同名の小説と都市の両方について記載する。
あらすじ
200X年、新宿は、わずか3秒で崩壊した。それから数十年後の2030年、偉大な政治指導者であり同時に聖人として知られる地球連邦首席・羅摩(らま)こずみを魔道士レヴィー・ラーが呪殺しようとしていた。人類を平和と繁栄に導ける首席は、なくてはならない存在だが、政治的混乱以上にレヴィー・ラーの目的が首席を生贄に地球を魔界と化すことにあると霊能者のライ老師は、見抜いた。 かつてライ老師に師事した二人の弟子、それがレヴィー・ラーと十六夜弦一郎だった。レヴィー・ラーは、地球を第2の魔界にするという妄執に囚われており、〈新宿〉を魔界都市に変えた〈魔震〉もその計画の一部だった。レヴィー・ラーが〈新宿〉に潜んでいることは分かっていたがライ老師だが、呪いから首席を守るため、離れることができない。首席の呪いは、残り3日で首席の命を奪ってしまう。そこでもう一人の弟子であり、正義感の強かった十六夜弦一郎の遺児・京也に希望を託すことに決める。 京也は、品行方正といえないまでも父・弦一郎によって霊力を込めた木刀「阿修羅」を譲られ、強力な念法を操る霊能者に成長していた。当初、京也は、「父は自分の修業を中断した。期待にそえると思えない」「命を懸ける理由がない」と話してライ老師の依頼を断る。しかし次第に父が京也に自分の意思で世界を救うことを望んでいたと信じて〈新宿〉に向かう。 一方、父・羅摩こずみの危機に平静さをなくした娘のさやかは、指輪型レーザー銃だけを武器に〈新宿〉に一人乗り込んだ。〈新宿〉で合流した京也とさやかは、協力してレヴィー・ラーを探す。さやかは、父親譲りの聖人ぶりで月コロニー育ちも手伝って地球の悪意に満ちた常識を知らない。しかし行く先々で持ち前のカリスマ性を発揮して京也や〈新宿〉の犯罪者たちをも驚かせる。 〈新宿〉の犯罪者や亡霊、アンドロイド、レヴィー・ラーの下僕たちを切り抜け、二人は、元凶のレヴィー・ラーに挑む。力の差に苦戦する京也だったがNYにいるライ老師が最期の気力を振り絞って命と引き換えに京也を助ける。
スタッフ
声優
公式サイト・外部データベース: AniList · Wikipedia
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