作品区分OVA
放送期間2003-05-25 〜 2004-02-25
放送期2003年春
話数4話
1話あたり30分
放送状況放送終了
原作漫画
アニメーション制作MADHOUSE
製作Group TAC
評価56/100

作品概要

『羊のうた』(ひつじのうた)は、冬目景による日本の漫画。『コミックバーガー』(幻冬舎)1996年1月号から、『コミックバーズ』2002年11月号に連載された。単行本は全7巻。 メディアミックスとして、実写映画、OVA、ドラマCDが製作された。タイトルは中原中也の『山羊の歌』に由来する。

出典: Wikipedia「羊のうた」 (CC BY-SA 4.0)

あらすじ

プロローグ 美術部室で赤く染まった絵と八重樫葉の傷を見た一砂は、不思議な感覚にとらわれる。高城の血に引かれるように、一砂は子どもの頃に住んでいた家を訪ね、姉の千砂に再会する。千砂は半年前に父親が自殺したこと、衝動的に血を吸いたくなる高城家の奇病について話す。三度目の発作に見舞われた一砂に対して、千砂は自分の腕を傷つけ、「こっちに来て」と誘なう。一砂の発作は千砂の血を舐めることによりおさまる。千砂は「父さんがあたしを必要としてくれてたからこんな人生でも生きてこられた」と語りかける。 千砂と志砂 千砂は3歳で発病し、父親志砂の血により発作を抑えてきた。志砂は不憫な娘を溺愛する。千砂にとっては父親との暮らしが世界の全てであった。しかし、志砂にとって千砂は亡くなった妻百子の身代わりに過ぎなかった。妻を裏切るという罪悪感、妻の身代わり人形にしてきた娘が、自分への愛を求めるようになった恐怖感に耐えられなくなった志砂は、千砂を道連れに死のうとするが、果たせず自殺する。父親の呪縛のため、千砂は他の人の血では癒やされず、水無瀬は発作を抑えるため強い向精神薬を処方する。それは、生まれつき心臓機能の弱い千砂にとっては負担の重い薬であった。 一砂の葛藤 一砂は美術部室で四度目の発作に襲われ、葉に自分の病気を告白し、近づかないように警告する。一砂は大切な人たちを傷つけまいと、関係を断ち切ろうとする。千砂は、「あなたを癒すことのできるのはあたししかいないのよ」と告げ、高城の家で一緒に暮らすことを提案する。葉から何を聞いても平気だよと告白されたとき一砂は発作に襲われる。葉は自分の指を切って一砂の前に出し「こうすれば側に居ていいんでしょう」と迫る。渇きと抑制の葛藤のあまり一砂は気を失い、水無瀬の勤務する病院に運び込まれる。 父親の呪縛 退院した一砂は高城の家に住むようになる。父親との二人だけの生活は異常なものと理解してはいても、千砂は父親の面影をもつ一砂の側に居たいという感情に支配される。血の渇きと妻への渇望という共依存関係は、二重螺旋のように千砂のこころを呪縛し続ける。夏休み明けの新学期に千砂は葉に出会う。一砂の病気を知ってなお彼の力になりたいと言う葉に対して、千砂は直感的に葉も一砂を癒せることを察知し、「一砂を癒し、護れるのは同じ苦しみをもった私だけよ」と宣言する。 千砂のこころの変化 千砂は激しい胸の痛みに苦しみ、一砂に「お願い、私を必要として。私の傍にいて、もうわたしを独りにしないで」と口にする。千砂は葉と会ったときのことを話しながら、嫉妬にかられ一砂に口付ける。しかし、すぐに「あなたをこの血で縛っても、心まで縛ることはできない。人形でもいい、母さんの身代わりでもいいから、ただ、父さんに側に居てほしかった」と理性と感情が入り混じった気持ちを吐き出す。それに対して一砂は「俺がずっと側に居るよ」と答え、千砂のこころは父親の呪縛から解き放たれる。 葉に癒される一砂 千砂に促されて久しぶりに学校に行った一砂は、赤い塗料に触発されて発作を起こす。学校内の人気の無いところで苦しむ一砂に葉が駆け寄る。「近寄るな」という一砂の警告に逆らい、葉は一砂に抱きつく。葉の「いいよ」という声に促されるように彼女の首筋を噛み血を舐める。一砂が本能的に感じていたように、千砂が直感的に恐れていたように、葉の血で発作はおさまる。葉はこの傷が支えとなり、一砂を待ち続けることができるようになる。 一つの結末 元看護士の風見が志砂の自殺原因を調査し始めたことから、千砂は記憶に封印されていた母親を殺したことを思い出し、生への執着を失う。そのような時にも「俺は父さんのようには逃げない」という一砂の言葉は、千砂の愛を純粋なものに聖化する。千砂は「あなたを父さんの代わりではなく命をかけて愛したわ」と話し、一砂は「千砂と一緒にいたのは僕がそうしたかったからだ」と思いを伝える。千砂は「それ以上の言葉はないわ」と感謝する。一砂は病気が再発したことを告げ、一緒に逝くことを伝え、千砂からもらった薬を飲む。 エピローグ 翌日、胸騒ぎに襲われ高城の家に向かった水無瀬は、寄り添うように眠る二人を発見する。一砂はかろうじて命をとりとめ、この一年間の記憶を失う。記憶を失った一砂に対して八重樫葉は「ここから始めればいいのだから」と独白する。

出典: Wikipedia「羊のうた」 (CC BY-SA 4.0)

スタッフ

声優

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