マクロス ダイナマイト7
作品概要
『マクロス ダイナマイト7』(マクロス ダイナマイトセブン / MACROSS DYNAMITE-SEVEN)は、1997年から1998年にかけて発売されたOVA。テレビアニメ『マクロス7』の後日談にあたる作品。全4巻(各30分)。 テレビシリーズの人気を受けて2年後に制作されたオリジナルストーリー。主人公の熱気バサラが放浪中に立ち寄った惑星ゾラで、謎の「銀河クジラ」を追う人々に出会い、バサラ自身も銀河クジラに歌を聴かせようと奮戦する、という物語である。ロードムービー調の展開で、ハーマン・メルヴィルの小説『白鯨』を思わせるテーマが描かれる。
あらすじ
バロータ戦役から1年が経過した西暦2047年、マクロス7船団はふたたび宇宙航海を続けている。戦争終結の立役者であるFire Bomber(ファイアーボンバー)は銀河系に轟くメジャーロックバンドとなったが、ボーカルの熱気バサラは人気に辟易し、メンバーに黙って気の向くまま一人旅に出かける。 バサラは放浪先の辺境惑星ゾラで武装集団と現地のパトロール隊との交戦に巻き込まれて負傷し、ゾラ人の少女エルマに助けられる。エルマは、この惑星には年に一回「銀河クジラ」と呼ばれる謎の存在が回遊してくること、武装集団は密漁団で、売り物にするためクジラを狙っていることをバサラに語る。エルマの父グラハムもまた、クジラに歌を聞かせようとして命を落とした妻マリアの敵を討つためクジラを狙っていた。バサラはクジラに歌を聞かせようと意気込んでマリアの形見であるVT-1Cに乗って宇宙へ飛び出し歌うが、群れを率いる白い銀河クジラの影響により機体を破壊されて宇宙空間に放り出される。 エルマの姉でパトロール隊員のライザに間一髪で助けられるものの、瀕死の重傷を負ったバサラは治療室に収容される。朦朧とする意識のまま治療室を抜け出したバサラはエルマに連れられ、どんな傷でも治るというゾラの秘湯に浸かる。歌っている最中に見たクジラのぎらつく目を思い起こしたバサラはたちどころに復活し、同じく傷を癒していたグラハムとともにクジラの墓場と呼ばれる場所にたどり着く。 バサラ、エルマ、グラハムは、墓場に描かれた古代人の記録からクジラの秘密を知る。死にたくとも死ねず、何百万年ものあいだ群れを率い、仲間の死を見送り続けた白いクジラをみずからの手で死に場所へ導くというグラハムに対し、バサラは死を望んでいるのはグラハム自身ではないかといい、改めてクジラに歌を聞かせることを決意する。グラハムの家に戻ったバサラたちは、密漁団と武器密売人の交渉現場に潜入していたライザから、密漁団が狩りの邪魔をする白いクジラを反応弾で消し去ろうとしていることを知らされる。バサラは一足先に宇宙へ飛び出したグラハムの後を追い、歌の力に着目した銀河クジラ研究者のローレンスによってスピーカーシステムを搭載されたVF-19Pに乗って再び宇宙へと向かう。 バサラは戦場のなか、クジラに向かってひたすらに歌い続ける。密漁団は反応弾を放つが、白いクジラは赤い花粉を放って爆発からその身を守り、何事もなかったかのように回遊を続ける。バサラはその姿に感激してさらに熱唱し、クジラはついにその歌にこたえるように歌いだす。寿命を迎えた一部のクジラは墓場に落ち、それにより生じたエネルギーを十分に吸収して新たな個体を産み出したクジラの群れは、銀河のかなたへと飛び去ってゆく。その後、絶縁状態にあったグラハムとライザは和解し、バサラは弟子入り志願するエルマに歌とは何かを一言で伝えると、そのまま機体を借りてゾラを飛び立つ。
各話リスト 4件
| 話 | サブタイトル | 放送日 |
|---|---|---|
| 1 | 漂 流 WONDER | 1997-12-18 |
| 2 | 墓 場 CEMETERY | 1998-02-25 |
| 3 | 孤 独 LONESOME | 1998-03-25 |
| 4 | 銀河クジラの歌う星 ZOLA | 1998-08-25 |